ご挨拶

理事長　中嶋良一

宝石業界は、かつては3兆円弱の市場から現在は1兆円を下回るまでに縮小したと言われています。さらに、将来の出生人口の減少を考慮すると、業界規模は今後も大幅に縮小する可能性が高いことが考えられます。この縮小トレンドを止める、抑えるための活動を行います。
特に若い世代に対する宝石に関する情報伝達が不十分であると考えられます。したがって、宝石店において子供たちに宝石に触れる機会を提供することは、宝石店並び宝石業界の将来に大きな影響を及ぼすと考えます。
全国の宝石小売店が子供たちに「楽しい宝石教室」を開催してお客様との距離を近づける方法を提案していきます。
特にセミナー等では「実技」を重視しています。実際に宝石をルーペ、顕微鏡で見ることにより参加者自身が感動し、その「感動」を子供たちに伝えてほしいのです。
「親子宝石教室」を開催するにあたり親からの専門的な質問も予想されます。その対策として宝石学全般を学びます。この一連の宝石学を学ぶことは宝石業界の人に限らず、宝石に非常に興味のある全ての方に参考になると思います。
今後予想される宝石業界の業界規模縮小を少しでも抑える、緩和する方法として「宝石学教育」が重要と思い、一般社団法人を立ち上げるに至りました。